－－－……まぁ、世の中そういうもんだ…って言い聞かせてる俺様だったり？。
日常茶飯事
「さ、佐助ぇぇぇええ!!」
あー…ほら、今日もまた外見最上級品頭あれれな俺様の主が呼んでるよ。
ぶっちゃけ毎度のことながらヤな予感しかしないけどさ。
なんだかんだ考えながら上っていた桜の木から飛び降りる。
「はいはい～っと。で、今日は何があったの？」
見た目極上の俺様の主は顔真っ赤でうっすら涙さえ浮かべちゃったりしてあーもぅ可愛いなぁ…ってちがうし。
「だ、旦那…？どしたの？誰かにいぢめられたの？？」
基本この主には甘ちゃんになっちゃうんだよね…俺様。
よしよし、って頭撫でてあげると更にうつむいちゃって俺様の服掴んだりして。
これを天然でやってるってんだから困ったもんだよ。
最近この可愛い主狙ってる愚か者(黄色かったり青かったり子供だったり変態だったりそりゃぁもう沢山)が多いわけでさぁ…俺様苦労しちゃうわけ。
「け、…ぃじ殿がぁ………」
よしよししたまま主の話に耳を傾ける。
「前田の風来坊が何やらかしたのー？」
うぅ～とか変な声上げながら更に真っ赤になる可愛い妹(あ、弟か)的存在な主サマ。
ってかまぁーたアレですか。
「其が団子を食べていたら、たまたま通りかかって……」
うん。断言できるけど絶対たまたまじゃないからそれ。
だいたいここ武田の領内なんだけど!?
どうやって入ったんだあの黄色いの(汗)
「で、…頬にタレが付いてるからと……」
あーもう聞かなくても予想ついちゃいましたよ俺様ってかベタすぎてキモいから。
「そ、其の頬を舐め…」
「んだとぉぉお!!!」
なんかガサガサとかめちゃめちゃな音立てながら茂みから飛び出してきたんですけどー？
「ま、政宗殿!?」
……ねぇ、うちの警備どうなってんのこれ。
てか奥州筆頭仕事はどうした仕事は。
893な人に同情してあげるよ…。
「な、なんで政宗殿がそんな所から出てこられるのですか!?」
その前になんでここにいるのかツっこまないんですか旦那。
「そんな些細なことは気にするな。それよりぁんのneat野郎～!!」
…些細なことなんだ。
本日二度目の893さんへの同情だよ。
「おい、幸村行くぞ!」
おーい、何気に肩抱かないでよ死んだら青い鳥希望の筆頭さん。
「ど、何処へ行くのですか？其まだ団子が…」
だーんーなー…今の状況で団子なの？
あぁもう疲れつきたよいつものことだけどさ!!
「…あ」
あっちな方向に思考が逝きかけてたら目の前に入ってきたのは…
「まぁさぁむぅねぇさまぁぁぁあ？」
某893さんのご登場だよ。
「げっ!?小十郎!!」
しかも極殺モードだし。
「ほんの少し目を離したらすぐこれ…今すぐ帰って机に縛り付けておきますから覚悟なさいませ」
眉間のしわ、いつもより深い上に倍増中。
丁寧な言葉使ってるけど内容若干ヒドいよね。
「……逃げるぜ幸村!!」
「え、ちょ!?其もですか!!?」
あー旦那横抱き(一般世間では姫抱っこという)されて拉致られちゃったよ。
「ちっ、逃がすかぁぁぁぁぁああああ!!」
右目の旦那ーお願いだからうちの旦那には怪我させないでんでもって夕飯までには帰ってきてねー？
「承知したぜ!待てこるぁぁぁぁぁぁああああ!!!!!」
さぁーて、こっちは右目の旦那に任せとけば大丈夫だから夕飯の支度しよっかな。
どうせ奥州２人は泊まっていくだろうし。
なんか最近コレが日常化しちゃってるんだよね。
仮にも戦国の世でしかも俺様忍びなのに。
でも、まぁ…
『楽しいから、いっか♪』
おまけ
「まぁぁぁちぃぃいやがるぇええぁぁぁぁぁああああ!!!!!」
「NO！待てと言われて待つ奴なんざいないぜ小十郎!!」
「確かにそうでござるが…ならばこの場合は何と言えば良いのでござろうか？」
「そうだなー…捕まえてやる、とか？ああ前言撤回なんか気持ち悪っ」
「片倉殿が…(チラ見)…無理でござるなぁ;;」
「てめぇらマジで覚悟しやがれ!!!!!!!!(怒)」
全力疾走でよくその会話できるよなby長宗我部
唐突だけどｓｓ。
なんでチカちゃんなのかはソコが中国だからです。
ナリーに愛にきたら(字!!)なんか全速力で走ってきた、みたいな？
てかどんだけの距離走行してんだ政宗様と小十郎。
あ、幸は政宗に担がれたままです。
こんな戦国時代は嫌だ(笑)